「余部鉄橋を思う会」ご挨拶
                     代表世話人 藤原 淳男

皆さんもご存知の通り H19年春から コンクリート橋へ架替工事が始まる予定です。
この会は、余部鉄橋を現橋のまま補強して 現役の鉄橋として残せないものかと発足いたしました。
転落事故という悲しい事もありました。列車は風により頻繁に止まったり遅れたりします。
しかし、それだから コンクリートの橋に架替というのも むなしい気がします。
余部鉄橋は 文化庁も認める日本一の鉄橋であり 世界に誇る近代土木遺産です。
日本の魅力は日本固有の文化・歴史・自然環境そのものだと思いますし それが地域作りにおいても 
それなくして魅力のある町とは言えないと思います。
利便性や安全性にプラス 歴史・文化の兼ねそなった町でいられることが地域の活性化につながると思いますし、
そこで住む人々が誇りを持って暮らすことが次代を担う子ども達のふるさとを思う心を育てることになると思います。

 美しい日本の風景、先人が残してくれた財産を残せるように 皆さんと共に考えたいと思います。よろしくお願いいたします。


「余部鉄橋を思う会」の概要
会 名余部鉄橋を思う会
賛同団体余部観光協会・(社)香住青年会議所・下浜観光協会・柴山観光協会・水産関係有志・香住有志
代表世話人藤原 香美町香住区浦上 旅館経営)
スローガン余部鉄橋を国指定重要文化財に!
WEBサイト http://www.amarube.com/
メール:web-omoukai@amarube.com

 
「余部鉄橋を思う会」の経緯と活動内容

1. H18香美町町報にてコンクリート橋へ架け替え決定を知る。
  来春4月着工予定 

2. 架け替えられても 鉄橋を残せないのか 有識者と会合、
架け替え決定への経緯をしる。(定時制対策)

3. 資料収集後、2本維持することは 不可能、
現橋なら 国指定重要文化財も考えられる(県の文化庁より)

4. 現在 香美町では架け替え後の利活用検討会で話し合っている
(資料館建設と橋桁1〜2本残す案がでているが、当会では、架け替え後は、維持の困難から
全面撤去しかないのかなと思っている。
また、資料館も現橋なくして必要なしの意向。JR香住駅を利用すればよいのではなど)

5. 日本の近代土木遺産のトップに位置するかけがえのない建造物
香美町のシンボル、日本の観光資源として残したい風景であることの認識

6.現橋の強化と補修を選択肢にいれて、 架け替を延期し 再考の要望書をJR西日本・兵庫県・近隣各市町・香美町に 提出

7. 余部の方々の声を聞く
余部でも存続活動があったことを知る
  「老朽化への不安、補強補修にかかる多額な費用、定時制対策を考えた上での回答ですが、もちろん残したいし大切に思う。」
  「あきらめている」「そんな誇らしいものだとは知らなかった」

8.全国からの保存への願い 多数

9. シンポジウムを開き 余部鉄橋の重要性を再認識しよう 
            余部住民の声を再度確認しよう

10.皆さんの声をまとめ 再度 兵庫県・JR西日本・近隣市町・香美町に再考の要望書を提出
7月11. ■香美町の考え方/問題点

1.「定時性と安全性」
当たり前。定時性重視で起きた事故があったように、これはJR西日本内部の問題。
安全性ありきの話で定時制は二の次。
余部鉄橋損出することでの観光客の入り数と乗降客減少が心配。

2.現橋で定時性を確保することは必要ありません。安全性と文化遺産を優先し、宿
泊客の足止めに関しては他の交通機関の併用を町ぐるみで検討する必要があります。
たとえば、タクシー代の補助。相互送迎など。

3.その他の問題は、後5年間で再度検証して、解決するべき。決定した予算を無理
に使用することは今の世論に合わない。もし、新幹線栗東駅の計画が中止になればと
んもないことになります。今、一度、再考を。
「余部鉄橋を思う会」では、より多くの賛同団体・賛同者のご支援を募っております。
WEB作成中でありますが、引き続きご協力をお願いいたします。

「余部鉄橋を思う会」へのメッセージ
★本当の公益とは、利便性、安全性とともに、歴史性、文化性が含まれるものです。それが魅力ある町につながる。現橋補強は可能と考える。(日本大学土木学科 五十畑 弘教授)
★ 「偶然に誘われて余部鉄橋に遭遇したのですが、自然の風景に溶け込ん だその端正な姿に心が洗われました。
海、山、そして人の暮らしの近く にある近代遺産として、永久に地域内外の人が接することができるような保全がされることを、心から期待します。(早稲田大学理工学部 佐藤滋博士)
★近代の土木遺産でもある余部鉄橋を壊して無味乾燥のコンクリート橋に変えてしまう道より他の選択肢は無いのでしょうか?
例えば先人の築いてきた鉄橋に現代の知恵と技術を加えて再生し古いものを大事に使い続けることも可能だと思います。
一度、失ったものは二度と復元はできません。自然と人間の調和の取れた、かけがえのない美しい山陰の風土を後世に残して欲しいと思います。(日展日本画部会友 岸本章氏)

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