皆さん 応援ありがとうございます。
「余部鉄橋を思う会」から 明確な活動戦略が公開できなくてすみません。代表世話
人と数名は シンポジウムからも 仕事のかたわら様々な方と会い、話し 理解をも
とめてきました。
中にはリコール運動とか 住民運動 訴訟など 当然ですが はやし立てて下さる方
も多く それほどの思いや期待も伝わります。しかしながら 私の気持ちは「NO」で
す。
人によれば 自己満足か 一人相撲かなどと逆に中傷もありますが、苦渋の判断で
す。
「運動してくれるな」と都合の悪い人に言われるからではありません。
当会は、世論の風と トップの判断を期待して シンポジウムをひらきました。 町
の有力者にも数十名会いました。兵庫県のあらゆる人脈から 直接知事にご説明した
り、政治家にお願いしたり 兵庫県はもとより国の文化庁にもトップダウンできない
ものか 働きかけていただきました。永六輔さんなど著名人からも数名エールをいた
だきました。
しかし、兵庫県・JR西日本・香美町が正規のプロセスで長年検討され合意されたがん
じがらみの余部鉄橋問題です。事故・定時制・老朽化・JR・観光資源・近代土木遺産
・公共工事・が 複雑にからみあっています。
では 町民の多くが現橋現役保存に期待しながらも 何故今まで声にだせなかったの
でしょうか。そこが この問題のネックです。行政もJRも我々に出した答えは「地元
住民の声」に後ろ髪引かれる思いのように 言われます。事故以来 被害者の心情を
考えると同じ余部の人でさえ何も言えない状態ですから。
直下の方は 「老朽化のため安全性が補償できない」と言われてきた。十数年そう言
われてきた人々に何が言えるだろう。その住民の声が地元と位置づけられ かけ替え
の熱い要望がある以上 住民運動はできません。(その心情を考える町民が多いか
ら)
数回の説得と説明でもマインドコントロールはとけません。
もう1つ できない理由があります。
現香美町町長をリコールすることは考えられないからです。
就任以来 下水道、介護保険、観光、町合併・・骨惜しみなく休日も惜しんで働かれ
る姿を直接見てきていますし その功績は誰もが認めるところです。
願わくば 国の文化庁が 重要文化財認定価値のあるものと JRに勧告され(現在唯
一残された道)現橋を使うのなら どのような手段があるのか そこから再スタート
して 国も橋の理工学者も兵庫県も今一度 考え直してくれないものか・・お願いし
ています。
国の文化庁には すでに 中村良夫名誉教授と佐々木葉教授(景観学者)がすでに資
料をもって訴えていただいています。JRの所有権であること JRが架け替えを選びた
い訳が 重要文化財の審議にかからない理由ですから 勧告しかないようですが 日
本は日本の宝より所有権が優位にくるようなのです。研究中です。また 報告しま
す。
みなさまの応援に応えられなくて辛いのですが このような状態です。
PS
香美町は余部浜地区の要望により架け替え後 資料館を建設する方向です。
現橋がない余部に観光者が行きますか?そういう施設の運営がいかに難しく不経済か
考えて欲しい。何故 観光関係者たちが反対しているのかは 全国を研修旅行して
感じ 実際 香美町の現施設の運営方法では 必ず失敗します。そんな赤字をまた
町民に負わせるのでしょうか?利活用検討会でなんと訴えても やはり直下住民の意
見が尊重されるのであれば 検討会にあらず。まさか こんなして架け替えありきで
余部鉄橋架け替えがきまったわけではないと信じたいが。中央公民館でも JR香住駅
でも充分だと思います。
2006年7月30日 余部鉄橋を思う会